ある所に人間と仲良くなりたい心の優しい赤鬼が住んでいました。
でも人間はその赤鬼の頭の角や怖い顔や大きい体を怖がって、
いつも会うなり逃げ出してしまいます。
赤鬼ががっかりしていると友達の青鬼が言います。
「僕が人間を襲うから君は僕を殴って人間を守ってあげればいい。そうすればきっと人間は君が自分たちの味方だと気が付くよ」
そして青鬼の思惑通り赤鬼は青鬼の自己犠牲のおかげで人間社会に受け入れられます。
赤鬼が青鬼の家にお礼と謝罪に行くと、青鬼の家は既にもぬけのからで、
家の前にあった手紙には
「赤鬼くん人間達と仲良くなれてホントに良かったね。でもせっかく人間達と仲良くなれたのに僕と付き合っていたらまた人間から疎まれてしまうよ。だから僕はここを去ります。いつまでも元気で。君の友達・青鬼」
赤鬼は大切なものを失った事に気付き泣き崩れる。
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Author:かきくけこ
いい年をして少女漫画に夢中だったり、乙女ゲームにハマったりしている。